虹の上を行ったり来たり、ねこのように気ままに

女→男→女と、二度の身体改造を経て変身してきたトランスジェンダーの日々。

「女の子らしいね」は、ほめ言葉じゃない。

スカートって素敵

今日は久しぶり(約9年ぶり?)に、先日ゲットしたフレアスカートを履いて出かけてみました。病院に行くだけだったんですけどね(笑)。
いやー、しかしスカートってこんなに涼しいのか!とびっくりしました。足にまとわりつくようなパンツスタイルは、夏しんどいですからね。今夏は重宝しそうです。
ちなみに、風の強い日はめくれる可能性があるということを、家を出て風に吹かれてから思い出しました。なにせ久しぶりなもので(笑)。

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病院にて

さて、こんな格好で出かけて、若干るんるん気分でした。病院の待合室で名前を呼ばれ、いつもの診察室へ。すると先生(メンズ時代からの主治医、以下K先生)は、わかりやすく目を丸くしていました(笑)。これまでは、いつもジーンズにシャツという格好でしたから、無理もないですね。そしてK先生はニコニコしながら言いました。

「今日は雰囲気違うねー。女の子らしいよー。」と。
わたしは瞬時に、ほめられたかのような錯覚に陥りました。K先生は、お世辞の一つでも言って勇気づけてあげようと思ったのかもしれません。わたしも一瞬だけ気分が良くなったのも事実です。しかし、ちょっと待てよ…

「女の子らしい」って、はたしてほめ言葉なんでしょうか?

 

「女の子らしいね」の裏側にあるもの

K先生は、わたしがメンズ風だったときの姿から知っています。二度目の改名の時にも、快く協力してくれました。ちなみ、以前(9年前に)GIDの診断を下したのは別の病院の先生で、だから協力が可能だったというのもあるようです。「自分や同病院の先生が下してた診断だったら、なかなか間違えてたとは言えないよ(汗)」と言ってましたから(笑)。
二度目のトランス中、わたしが性別を問われたりジロジロ見られたりすることに悩んでいたことも、K先生は知っています。だから、わたしが「女性に見えるようになることを望んでいる」=「女らしくなることを望んでいる」と思っていたのかもしれません。K先生の脳内では、わたしにとって「女らしいこと」=「善」だろうという図式ができあがっていたのでしょう。

「女であること」と「女らしいこと」は全く違います。皮肉にも、わたしはこの「女らしさ」に散々苦しんだ挙句、一度「男」になり、押し付けられる「女らしさ」から逃亡を図ったのでした(笑)。らしかろうが、らしくなかろうが、「女」だと思えば「女」なのです。

それにね先生、わたしはもう「女の子」って年齢じゃないのよ。アラサーよ。

 

「らしさ」の難しさ

もちろん、「女らしい」「男らしい」と言われて喜ぶ人もいるでしょう。それを否定するつもりはありません。しかし、「女らしい」「男らしい」には、地域や文化、時代背景によっても異なる「社会的望ましさ」が込められています。よって、相手がそう言われて嬉しいのか嫌なのかは個人差があり、それを見極めるのは簡単ではありません。そして、嬉しくもない「◯◯らしい」という、いかにもほめ言葉のようにも使われる言葉によって、「◯◯らしく振舞わなければならない」という規範や抑圧が生じているのも、残念ながら事実です。

 

じゃあ、どうほめるのか

いや、別にお世辞を言う必要はないんですけどね。嬉しさや感動したことなど、自分の気持ちを人に伝えたい時もありますよね。わたしはできるだけ「素敵」という言葉を使うようにしています。「素敵」と声に出すと、なんだか嬉しくなるんです。もちろん、「かわいい」「カッコイイ」「きれい」なども使います。でも、少なくとも「◯◯らしい(◯◯らしいから良いね)」とは言いません。相手を「◯◯らしい」と勝手に判断してしまうことと、わたしが「素敵」だと感じたことは、必ずしもイコールではないからです。「◯◯らしい」という、規範や抑圧を伴う言葉を使うのではなく、素直な感情を伝えます。どうせほめるんだったら、ほめる方もほめられる方も気持ちいい方がいいですよね。

 

ちなみにK先生をdisっているつもりはなく(笑)、とっても素敵な先生です。「復職、ちょっと不安なんです」って話をすると、「しんどくなったらまたゆっくり休めばいいよ。ここにもいつでも来てくれていいから」と言われ、少しホッとしました。

 

ふう、頑張って書いたからほめて〜!(笑)。

 

 ねこのように気ままに。

 

ハンドメイドのレインボーアクセ製作・販売「虹ねこ〜ハンドメイドSHOP〜」はこちら↓

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幼少期、晒します。

自伝・記録系ブログあるある

トランスジェンダーの自伝・記録系ブログにありがちですが、幼少期のことを少し思い出しながら書いてみようと思います。今後、これまでのことを少しずつ年齢順に振り返ってみるつもりです。

一体どういうふうに成長してきて、2回もトランス(性別移行)して、今この状態なのかってことをね(笑)。

 

幼少期

ドーーーーーン!

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やらかしております。1歳くらいでしょうか。

 

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 おや、こちらはなかなか写りがいいじゃないですか(笑)。

 

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これが2〜3歳かな?近所のスーパーのビニール袋をワンピースのように着せられ(服がなかったわけではなく、母が遊んでいただけのようですw)、流し目で決めポーズ、まるでモデル気取りです。

 

とまあ、幼い頃の写真をUPしてみましたが、この頃の記憶がほっとんどない(笑)。

 

みなさん何歳頃まで思い出せますか? 幼少期、わたしは特にまだ「性別」なんて意識していませんでした。でもどうやら物心ついた頃から、自分が「女の子である」ということはわかっていたように思います。よくGID言説に出てくるような「大人になったらペニスが生えてくると思って(信じて)いた」なんてことは全然ありませんでした。

 

幼稚園くらいになると、もうはっきりとわかっていましたね。わたしは立ってオシッコができないということ。幼稚園からスイミングスクールに通っていたのですが、男女で違う水着etc。幼いながらに、身体的なものだけでなく「扱われ方の違い」というのも感じ取っていたと思います。「女の子」であるわたしは、どのように振る舞えば周りの大人たちが喜ぶか、不機嫌になるか。色んなパターンを試してみながら学習していくんですね。子どもを侮るなかれ、です。

言葉や概念は知らずとも気がついていたんでしょう。「ジェンダー」に。

わたしのフェミニスト精神は、この頃から培われてきていたんだなーなんて思うと、なんだか嬉しくなってきました(笑)。

 

気分が良くなったので、最後にピチピチのグラビアを晒して今日は終わりにします。

 

\\わっしょい!!//

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次回のHISTORY記事は、よりジェンダーが強固に反映され始める小学校時代について書こうと思っています〜。

 

猫のように気ままに。

「やっぱ愛ダホ!in福岡2016」に参加してきました。

「やっぱ愛ダホ!in福岡2016」

昨日5/21(土)は、福岡市中央区天神にある警固公園にて「やっぱ愛ダホ!in福岡2016」に参加してきました。

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IDAHO(アイダホ)とは「同性愛嫌悪とトランス嫌悪に反対する国際デー(international day against homophobia and transphobia)」の略称で毎年5月17日に世界中で祝されています。日本では「多様な性にYESの日」として2014年から日本記念日協会に認定されました。

IDAHOって? - idaho0517 ページ!

 

わたしが書いたメッセージも貼ってもらいました(字ヘタやな...)。

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全国から、このような「多様な性にYES!」に関するメッセージが毎年寄せられていて、

そのメッセージ展示したり読み上げたりします。隣でレインボーフラッグを振ったりも。

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実は、去年の「愛ダホ」のイベントの時は、コンディションが悪かったのもあって参加せず、物陰からチラッと見てただけだったんです。

 

でも今年は、気がつけば楽しくなってマイクを使ってのメッセージ読み上げまでやる始末(笑)。

わたしにとって苦手意識が高かった「人前で声を張る」ということ。少しだけ勇気を持ってチャレンジしてみたことで、ぐんとハードルが下がったような気がしました♪

 

それでも、読み上げられたメッセージの中にある「同性愛」というワードに、クスクス笑いながら通り過ぎる人には傷つきました。受け流そうとは思うものの、差別的な態度や言葉を受け取ることは、やはりなかなか慣れるものではありません。

一方で、関心を持って近寄ってきてくれる通りすがりの人に励まされもしました。

やっぱり参加してよかったなー!

 

新作追加しました!

イベントに参加してエネルギーが高まったのか(笑)、今日は新作を数点作っちゃいました!

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レインボーが鮮やかなピアス。

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レザーのレインボーブレスも、3色の革を選べるようにしました!

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あとは、芯をゴムにして着脱が楽チンなブレスレットも。

目がチカチカするとか言わない(笑)。

 

その他2点、ピアスも増やしました。

詳しくはこちら↓からチェックしてください^^

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続けること

社会運動や創作活動、はたまた仕事やスポーツ、ブログや体調管理etc...

どんなことも続けるのにはエネルギーが必要ですね。ダラダラとやり続けることに魅力は感じませんが。これまでのわたしは、急速に変化や結果があらわれないと耐えられず、ポンポンと次々に始めては辞め…を繰り返してきました。

そういう姿を見て「行動力あるね!」なんて勘違いされていたことも。仮に行動力があったとしても、「忍耐力がない」というオマケもついてきていました(苦笑)。

 

でも最近やっと、「やはり成熟していくためには継続も必要だな」と思えるようになりました。どういうふうにペース配分していくか、いつ休んでいつ動くのか。もっと自分で自分をメンテナンス可能なものにしていけば、コントロールできるんじゃないかな。壁にぶつかっても「大丈夫よ」と自分を信頼できるんじゃないかな。

こういうところも、今後のカウンセリングでの課題です。

 

ねこのように気ままに。

 

 

ブログはじめました(レインボーアクセも…!)

虹の上を行ったり来たり、ねこのように気ままに

訪問ありがとうございます。

早速ですが、タイトルが長いので、略して「虹ねこ」と呼んで下さい(笑)。

今後、ブログとハンドメイドSHOPの運営は「虹ねこ」という名前でやっていくことにしました。

 

さて、実はこれまでも「ブログを開設したいな」「コンテンツと呼べるものを作ってみたいな」と思いつつ、「とりあえずFacebookとかあるし、もうSNSだけでいいかー」と後回しにしていました。

が、この度ハンドメイドアクセの出品にともない、ついでにブログも勢いで立ち上げちゃいました!やっぱり勢い大事(笑)。

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簡単に自己紹介

わたしはこれまで、女→男→女と、二度の身体改造を経て変身してきたトランスジェンダーです。虹(グラデーション)の上を行ったり来たりしたわけです。

 

男尊女卑まみれの田舎町に長女として生まれ、ミソジニー(女性蔑視)に耐えられず、19歳で一度「性同一性障害GID)」という診断のもとトランス(性別移行)を開始しました。それから約9年間(28歳まで)を男性(FTM)として生活していました。


しかしそんな中、どこからかわき起こる「何かが違う」「こんなはずではなかった」という自分の声を無視することはできませんでした。そう、わたしは「男」になりたかったわけではなかったんですね(今後の記事で詳しく書く予定)。このことに気がついた時は、もう後戻りができない現状に、人生を終わりにすることばかり考えていた時期もありました。

 

そんなわたしが二度目のトランスをして、現在は再び女性として暮らし始めた経緯やトランスの記録、日々感じたことを綴っていきます。

また、趣味の本や映画、創作活動(ハンドメイドのレインボーアクセetc作ってます)なども、マイペースに更新していきます。

 

ハンドメイドアクセの出品もスタート!

ここのところ頑張ってストックを作っていたハンドメイドアクセを、ようやく出品しはじめました。多様性の象徴とされている「虹」をモチーフとしたレインボーアクセをメインに作製しています。

LGBTQフレンドリーであることのさりげないアピールや、もちろん日々のオシャレのアクセントとしても着用してもらえるようなものを目指しています。

よかったらリンク先の作品をぞいてみてください☆

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ロゴもやむなくハンドメイド

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間に合わせに作った、今のわたしにできる限りの渾身の力作ですw

ど素人のヘッポコですが、生暖かい目で見守ってくださいwww

一応コンセプトは、「白黒ハッキリしなくてもいい」「虹色を混ぜたらグレーになる」ということから、グレーのねこが虹(グラデーション)の上を行ったり来たりしているイメージです。

 

それでは、今後とも応援よろしくお願いします(^^)/

 

ねこのように気ままに。