虹の上を行ったり来たり、ねこのように気ままに

女→男→女と、二度の身体改造を経て変身してきたトランスジェンダーの日々。

小学校時代

HISTORYカテゴリー記事2本目

前回「幼少期、晒します」の記事をUPしてから、急激にブログへのアクセス数が増えて驚いております。どういう子ども時代を過ごして、女→男→女とトランスを繰り返してきたのか、関心を持っていただいたのでしょうか(笑)。今日は引き続き、小学校時代について振り返ってみたいと思います。

 

小学校時代

さて、小学校時代の少ない記憶の糸をたどってみましょう。わたしのもっとも思い出しやすい記憶といえば、「サッカー」です。当時(約20年前)は、まだ今ほどに"なでしこジャパン"が有名ではなく、サッカーと言えば大半が男の子で、その中に混じって日々練習していました。サッカー部に入ったのは小学校3年生で、その時にはわたしの他にもう一人、同級生の女の子がいました。あとからまた2人くらい入ってきて、その後、いくつかの小学校の女子サッカー部員を集めて新たなチームもできましたが、それでもまだまだマイノリティでした。

 

サッカーを始めたキッカケは、父親が地元の小学校のサッカーコーチをしていたことです。入部する前の低学年の時から、父親がサッカー部の練習の指導をしに行くのについて行ったり、そこでサッカー部のお兄ちゃんらに遊んでもらったりしていました。そういうワケで、わたしが自発的に「サッカー部に入りたい」などと言って入部したわけではなく、サッカーがたまたま身近にあり、気がついたら入部していた、という感じでした。

 

わたしは、ステレオタイプのFTMの話によく出てくるような、「昔から男の子みたいだった」とか「スカートを嫌がった」ような子どもではありませんでした。スカートも好きだったし、可愛いと思って着ていました。でも、ブリブリのフリルとかは昔も今も苦手です(笑)。

サッカーもするし、お人形遊びもするし、鬼ごっこもするし、折り紙もするし、「男の子の遊び」「女の子の遊び」などの意識は全くなく、好きなものは好き、楽しいものは楽しいという感じでした。

 

ちなみに、小学校の卒業アルバムの写真がこれです(2000年)。

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まあ、いたって普通です。

この頃、ある俳優に似ていると言われることがありました。

誰でしょう?

 

 

 

 

 

それは、当時の藤原竜也です。

今は貫禄と大人の色気がありますが、この頃は若くてかわいい(笑)。

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うーん、似ていないこともないような…微妙なレベルですかね。

多分、八重歯がチョット似た感じに見えたのでしょうか。 

本題に戻ります(笑)。

 

男の子の方が、得?

さて、小学生の頃から、わたしは「男の子の方が、得なんじゃないか」と思い始めます。もちろん自分が女の子側に属していることは理解していましたが、今さら男の子になれるわけでもないし、「生まれかわるなら男がいいなー」なんて漠然と思ってはいました。

 例えば、サッカー。わたしは小柄だったのもあり、やっぱり男の子たちの方が力も強い。力で勝負するんじゃなくて、上手さで勝負しようと思っても限界がありました。ショルダーチャージとかされたら、よろめいてましたから(笑)。それでも負けん気でどうにかやっていました。

次に普段の生活。わたしは2歳下の弟がいるのですが、弟はあぐらをかいて座っていても怒られないのに、わたしだけ注意される。こんな小さなことですが、とっても理不尽だと思っていました。また、親戚の集まりなどで食事の際、わたしや女の子のいとこたちが配膳や片付けなどを手伝わされていました(強制ではなくても、そういう雰囲気がありました)。

サッカーをしている時、ピッチの上では転んでも「きゃー!」なんて言っているヒマはないし、性別関係なくやり合わなければいけない。一生懸命やっていて、手を抜いているわけではないのに、わが子だから言いやすいのか、コーチの父親には「お前が一番動け」と怒られる(一番動いていた自信あるのに…)。その一方で、普段の生活では「女の子」についてくるさまざまなオプションをこなさなければならない。女の子っていうだけで、なんだかツラい?というか損をしているような気がしていました。どう振る舞えば認めてもらえるのか、私は本当はどう振る舞いたいのか、そういうモヤモヤを抱えていました。当時を振り返ると、これは「ジェンダー錯乱」が起こってもおかしくないよなあ、と思います。 

 

女の子の面倒くささと順応

小学生も高学年になってくると、先生からも子どもたち同士でも、さらにハッキリと男女の区別がされるようになってきました。低学年のころのように男の子たちに混じって遊んでいると(女の子とも遊んでいましたが)、同級生の女の子たちから、

「男たらし」

というとんでもないレッテルを貼られました。「面倒くせーwww 小学生で「男たらし」って…何それ?」って感じでした(笑)。しかし、そんなこと言えません。わたしの中の「あ、このままじゃヤバい、嫌われる」というアンテナが働き、小学校と家庭のみの小さな世界を生きぬくために、興味もないジャニーズの話しに付き合ったり、女の子たちの反感をかわないよう気をつけていました。今となっては、「一匹狼ってカッコいい」と思えますが、当時は「ひとりぼっち」になるというのが、とんでもなく恐ろしく感じられていたんですね。そんなわけで、このあと中学校に入ってからも、さらに女の子として順応するようになっていきました。それはまた次回の記事に書きたいと思います。

 

ねこのように気ままに。

 

 

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